平成22年(2010年)12月。
家でホームページを作ったり、エロ動画を初めて見たり、純粋な気分で兄と過ごしていた。当時失業中で実家に帰って相談はしていた。
不規則な生活で三日くらい起きて1日寝るという昼夜逆転の生活で栄養不足になり当時は50キロくらいしかなくガリガリだった。
兄は深夜3時くらいに帰ってまた6時に出勤というハード勤務。僕はそれでも呑気にネット検索したりとにかく孤独を満喫していた気もする。
しかし家の外に出ると、何故か注目されているというか目につけられるというか怪しまれている違和感を覚え、なんか心理ストレスを受けた。
友達はいなく、実家に帰って猫と接するくらいで貯金が少しあったから特に問題なく孤独生活を送っていた。
しかし・・・
いきなり女の人の声が聞こえて来て、
「逃げて!」
「あと3日経ったら命経つから」
みたいな変な声が聞こえてきた。
「誰の声?」って尋ねたら
「女神」と答えてきた。
ふむ。この時天皇の歴史とかネットで勉強していたからか、
「天照大神様」か「マリア様」かな?と思った。
一応黙っていたけど、僕の心は全て神に読まれているみたい。
「なんで逃げないといけないの?」と聞いたら
「核戦争が起きるかもしれないから」と言われた。
「???(2012年のマヤの予言??)」
「でも3日って水星は1年(75日)より1日(88日)のほうが長いじゃん」って答えたら
「ふむ。面白いやつ」ってなんか好印象を与えたみたい。
一応お金があったから速攻阪神杭瀬駅に向かい、大阪駅、新大阪駅に着いて
九州に向かった。(初代天皇・神武天皇が即位した場所に行きたかった)
でも、新幹線が広島どまりで終電だったため、
「まあ、ここなら原爆が落ちた場所だから避難場所としていいか」と
寒い中広島のどっかの駅で一晩カイロなどを持ちながら過ごした。
「個人情報を漏らしたらいけない」と男の神の声が聞こえてきたので
「免許証を見せてネットカフェには入らなかった」。
とりあえず朝になってもう逃げたからひとまず家に帰ろうかと思って新幹線で大阪に戻った。そしたらなんか幻聴がひどくなって幻視というか古の女神や王の顔がたくさん見えて来て、家のドアをノックする音も明らかに聞こえてこれはなんなんだ??と人生最大のピンチに陥った。
この時、12月25日くらいだったかな。クリスマスなんて考えてもなかった。とにかく独りでいたくないから実家に帰ろうかと思っていたけど、幻聴がひどくてしんどくなってげっそりしていた。栄養失調・寝不足・ストレス・・・人生最大のピンチ・・かと思うとそうでもない。実は中学校1年生の時にてんかん発作で「あ、これ俺死んだ・・」って思った時があるからあまり死に対するマイナスイメージがあまりなく、ただ・・
「核戦争」。この言葉が怖かった。
この言葉を抱えたまま正月を迎え、実家に帰った時の夜、ついに病気と決定される緊急入院が始まったのである。
続く

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